機内持ち込みサイズのスーツケースの特徴!デメリットもある?

この記事を書いた人
峰山香奈江
旅行会社勤務のOL

東京都在住で某大手旅行会社で働く峰山香奈江、31歳独身です。自身も海外旅行好きでツアコン経験もあり、なによりスーツケースが大好きで仕方ない。というわけでこんなサイト作っちゃいました。詳しいプロフはこちら

スーツケースって普通はチェックイン時に預けるもの。だけど最近、機内持ち込みサイズのスーツケースを愛用する人も増えているんです。

機内持ち込みのスーツケースには、どんなメリット、デメリットがあるのか。旅行会社勤務の筆者が、しっかり解説していきますよ。

機内持ち込みのメリット

1.ロストバゲージを防げる

特に乗り継ぎを含めた海外旅行の時、預けた荷物が目的地に届かないことってけっこうあります。俗にいうロストバゲージ。預け荷物だけが乗り継ぎに間に合わなかったり、間違った目的地に運ばれてしまったり。せっかくの旅行が台無しですよね。

だけどスーツケースを手荷物として持ち込んでしまえば、そんな心配は一切無用。いつも自分の手元にあるから、ロストバゲージなんてあり得ないんです。

ビジネスマンの場合など、どうしても無くせない荷物を運ぶ場合は、預け荷物より手荷物のほうが安全性は上。

2.傷や汚れ、破損の心配もない

チェックイン時に預けたスーツケースって、裏では想像以上に雑に扱われます。国内空港ならまだしも、海外の空港なんてひどいもの。投げるし引きずるし、新品のスーツケースもボロボロにされてしまいます。

黒い油汚れや傷がつくくらいで済めばいいですが、耐久性の低いスーツケースだと、キャスターなどの部品が壊れてしまうこともよくあります。

機内持ち込みなら、全部自分で運ぶわけだから破損や汚れの心配もないですよね。

3.移動時間の節約になる

飛行機が目的地についたあと、ターンテーブルで荷物が出るまで待つのって、意外と時間がかかりますよね。運が良ければすぐ出るけど、酷い時は30分以上待つことも。

ちょっとの時間ではありますが、その間に外が暗くなってしまったり、予定しているイベントの時間に間に合わなくなったり、トラブルの原因になることも多々あります。

なかなか自分の荷物が出てこないと、「ロストバゲージかな」と不安になってしまうこともある。なにより機内持ち込みのスーツケースだけだと、皆が待っている間に颯爽と街に出られるのが快感。

4.小さい荷物で身軽に移動

旅行の荷物って絶対少ないほうが楽しめる。だけど巨大なスーツケースを持っていると、自然に荷物の量も増えて、重いスーツケースを足かせのようにして歩くことになるんです。

それが機内持ち込みサイズのスーツケースだと、嫌でも荷物は小さくなる。機内持ち込みの40リットル前後って、一人分の1週間旅行の荷物がギリギリ収まるくらいのサイズ。荷物を減らす、良い訓練になるのかも。

機内持ち込みのデメリット

1.空港内の移動が面倒

良いことばかりのような機内持ち込みスーツケース。だけどデメリットだってあるんです。

一番面倒なのは空港内の長い移動。チェックイン後もセキュリティチェックに出国審査、搭乗口まではモノレールに乗ったり、搭乗口からバスで飛行機まで移動する場合も。そこをずーっとスーツケースと一緒というのはストレスがかかります。

2.重さ規定に要注意

機内持ち込みサイズのスーツケースを買えば、持ち込み荷物の大きさ規定に関しては問題なし。だけど実は機内持ち込み荷物には、重さの上限も決まっているんです。

重さ規定は航空会社によりますが、JALやANAなどなら10キロ、LCCなら7キロ前後。この上限を超えてしまうと、超過料金が発生するなど残念な結果になるので要注意。

これでバッチリ

機内持ち込みスーツケースのメリット・デメリット、よく理解していただけたかと思います。ぜひスーツケース選びの参考にしてみてくださいね。