大切なスーツケースをキズや汚れから守る2つの方法

この記事を書いた人
峰山香奈江
旅行会社勤務のOL

東京都在住で某大手旅行会社で働く峰山香奈江、31歳独身です。自身も海外旅行好きでツアコン経験もあり、なによりスーツケースが大好きで仕方ない。というわけでこんなサイト作っちゃいました。詳しいプロフはこちら

よく海外旅行に行く人なら共感してもらえると思いますが、スーツケースって一回の旅行だけでビックリするほど汚れます。高かったスーツケースが一瞬でボロボロに。これってかなり悲しいんですよね。

でもそんな悲劇を防ぐ方法もあります。多少手間やお金がかかるものの、ここで紹介する方法を使えば、もうスーツケースは汚れない。旅行会社で働いている筆者が解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

スーツケースの傷・汚れ防止の方法

スーツケースの汚れを防ぐ方法は、「スーツケースカバー」と「ラッピングサービス」の2種類。どちらも思ったよりお手軽にできる方法なんですよ。

1.スーツケースカバーを使う

カバーさえつけておけば、空港でどんなひどい扱いを受けても大丈夫。傷や汚れを防止するのに、スーツケースカバーは一番賢い方法なのかも。空港でもカバー付きのスーツケースを持っている人ってあまり見ないけど、付けておいて損はないアイテムです。

安いものだと100円ショップでも売っているし、ネットショッピングなら千円から、高くても2千円~3千円くらいで手に入ります。おすすめのスーツケースカバーは別の記事で紹介しているので、気になる人はぜひチェックしてみて。

ただしあまり安いものを選んでしまうと、フィット感が足りなくてブカブカになってしまうことも。きちんとフィットしていないとカッコ悪いし、空港で預けたときに引っかかって、破れてしまうことも考えられます。

あまりにもブカブカのカバーだと、チェックイン時に預けることを拒否される場合もあります。カバーは慎重に選ぶようにしましょう。

あとはカバー自体の汚れやすさも重要な要素。いくらスーツケース本体をピカピカに保っていても、人目に晒されるカバーがボロボロでは悲しい。汚れにくい防水素材で、洗濯機で洗えるものがおすすめです。

MEMO
ピッタリサイズを選ぶのが大事

2.ラッピングサービスを使う

単に傷や汚れを防ぐだけならスーツケースカバーで十分。だけど防犯面での安心感をプラスするなら、空港でのラッピングサービスを利用するという手も。

ラッピングサービスって日本ではあまり馴染みがないけど、東南アジアなど治安面に少し不安のある国々では、けっこう常識になっているサービス。サランラップみたいなもので、スーツケースをグルグル巻きにしてくれるんです。

グルグルに包まれたスーツケースは、もう簡単には開けることができません。これで空港職員による盗難を防止できるわけ。クッション性も抜群だから、どんなに高いところから投げられたって、割れたり壊れたりすることはなさそう。

ラッピングサービスでは日本の空港でも利用できます。確実にあるのが成田・羽田・関空の3空港。詳しくは各空港のホームページをご覧ください。

日本の空港でのラッピング料金は大きいスーツケースで千円くらい。けっこうお手軽で試しやすいですよね。

ただしラッピングサービスには難点もあって、空港に到着したあとにラッピングを外すのが大変なんです。ラップでグルグルの荷物をそのままホテルに持っていくのもカッコ悪いし、転がせないからちょっと運ぶのも大変。結局到着空港でラッピングを外すことに。

飛行機に刃物なんて持ち込めないし、ラップを手だけでほどくのは至難の業。けっこう時間がかかるので、時間に余裕のない旅なら注意が必要です。

MEMO
防犯もキズ防止も完璧だけど、外すのが大変

目的地の治安に合わせて使い分けて

日本国内の旅行ならラッピングサービスなんて必要ないけど、海外に行くなら目的地に合わせて選んでみて。アジアや南米、アフリカの国々に行く場合はもちろん、ヨーロッパでもイタリアなんかは、空港職員によるスーツケース破壊の被害が多いといいます。

大切な荷物を傷や汚れ、盗難から守るため、スーツケースカバーやラッピングサービスを賢く利用してみてくださいね。